最大で月1480円値下げ=スマホの新通信料金―KDDI

 KDDIau)は16日、同社の光通信回線や提携先であるケーブルテレビ(CATV)会社の通信サービスを利用する契約者を対象に、スマートフォン(多機能携帯電話)のデータ通信利用料金を月額で最大1480円引き下げる新料金体系を発表した。携帯と固定型を組み合わせた割安なサービスの提供で、顧客の囲い込みを狙う。
 田中孝司社長は同日の記者会見で「付加価値のある新たなビジネスモデル。他社と単純な価格競争にはならない」と、新料金導入による顧客獲得に自信を見せた。
 新料金は3月から、光回線auひかり」やKDDIが出資する国内最大のCATV会社ジュピターテレコム(JCOM)、販売促進業務で提携する全国のCATV会社37社などと契約する利用者に適用する。KDDIスマホ向け定額データ通信料は、現在、月5460円。スマホと固定を組み合わせた新料金では、申し込みから2年間は通信料が月3980円と業界で最も低くなる。