携帯3社の通信障害 東北などで依然続く

低気圧による強風の影響で発生した停電で、東北地方を中心に一部地域で4日未明から携帯電話が使いにくい状況が続いている。基地局の電源が確保できなくなったのが原因。NTTドコモなど携帯3社は復旧を急いでいるが、完全復旧のめどは立っていない。

 NTTドコモでは秋田、岩手など東北6県と新潟県の一部にある約80の基地局でサービスが中断し、4日午前3時ごろから通話やメールに支障がでる状況となった。ただ、東日本大震災後、電源を24時間使用できる対策などを施した人口密集地などの基地局への影響はないという。

 KDDI(au)やソフトバンクモバイルでも3日深夜から、秋田県新潟県などの一部で携帯電話が使いにくくなった。移動電源車を手配するといった対応に乗り出している。